(画像イメージ ダミーテキスト)
古来より風よけの道具として存在していた屏風は、早くから単なる調度品の枠を超えた屋内外を彩る装飾としても嗜まれてきました。
そして家具としての機能性の枠を超えた、目に映る空間そのものをつくりだす作品として進化を続け「その場を彩る一つの芸術」としての存在にもなっています。
古くから積み上げられた様々な技法と吟味された画材を込められた屏風は、通常の絵画とは異なり、凹凸の少ない平面の中でも見る人それぞれの場所や天候等の変化で様々な表情をみせ、更に折り立てて設える事で複数の光が織り成す演出を別の角度から新たに楽しむ事ができる考え抜かれたものの形ともなっています。